cineLog

映画、ときどきその他の鑑賞ログ

2004-01-01から1年間の記事一覧

スーパーサイズ・ミー

しばらく前に「自分が肥満になったのは身体に有害だと言うことを知りながら商品を売りつ続けた店のせい」とお客に訴えられたことも記憶に新しいマクドナルド。裁判は結局不起訴に終わったそうですが、ではホントに有害じゃないのか、ということで監督自らが…

ターミナル

父のかなわなかった願いを果たそうと東欧のクラコジアなる国からニューヨークに到着した男が祖国の内戦/革命騒動で書類上では国籍を持たない漂流民となり空港で9か月も足止めを食らう物語。 いくら保安上の規制があるとはいえこんな話あり得ないでしょとか…

世界で一番悲しい音楽

因果な父子の対決、一部カラーのモノクロ映像、醸し出す何とも言えない不思議なダークな雰囲気がまるでかつてのデヴィッド・リンチを彷彿とさせます。 舞台は1933年。4年連続で「世界で一番悲しい町」に選ばれたカナダの町ウィニペグで地元のビール会社が開…

たとえ明日が来なくても

お話的にも割と普通のラブストーリーだし、舞台がニューヨークでもあるし、とりたててスパイシーな香りも感じられないので、きっと純正マサラムービーがお好きな方々には評価が別れる作品ではないのかなと思うのですけれど、どっちかと言えば欧州カレーもお…

2046

構想、というか完成までの歳月は結局何年くらいかかったのか分からないけれどようやっと今年のカンヌ出品時に間に合ったということで話題になったウォン・カーウァイの新作。日本じゃキムタク出演ということばかりが何かとクローズアップされてきて(結局公…

Mirror 鏡の中

昨年の東京フィルメックスのコンペ部門にも出品されたキム・ソンホ監督のデビュー作。 火災事故による休業から新装リニューアル開店を間近に控えたデパートで起こる不可解な連続殺人事件。ウーはかつては腕利きの刑事だったが、同僚の刑事を人質に取ってディ…

モーターサイクル・ダイアリーズ

言わずと知れた革命家エルネスト"チェ"ゲバラが青年期に体験した手記「モーターサイクル南米旅行日記」に基づくロードムービー。オンボロバイク、ポデローサ号にまたがってブエノスアイレスからカラカスを目指す南米大陸縦断の旅に出た医学生エルネストと年…

見知らぬ女からの手紙

昨年アジアの風部門に初監督作品の『私とパパ』を出品した女優シュウ・ジンレイの監督第2作目にして主演作。原作はオーストリアのシュテファン・ツヴァイクの小説『未知の女の手紙(Brief einer Unbekannten) 』でハリウッドでも映画化されているそうです(…

青春愛人事件

主人公は北京に住むシャオシェという青年。「煙草を買いに行ってくる」という言葉を残してルームメイトが失踪した後、彼の身の回りで起こる様々な出来事がタイトル通り「青春」「愛人」「事件」といったチャプターに別れて語られます。 激しいネタバレ、劇辛…

大丈夫

この年観た中でいちばん大笑いしたかも知れない作品。 2003年8月某日、香港のとあるビルのビリヤード場に4人の男たちがあるミッション遂行のために極秘のうちに集合する。そのミッションとは「浮気」。数年前、とあるキャバレーでお楽しみの現場に妻たちが…

美しき諍い女 (番外編)

TIFF(第4回-91年-)で上映されると決まったとき、ほとんどのスポーツ紙の芸能欄に踊ってたのが「ヘア解禁映画上陸!」みたいな見出し。「全体の約8割が露出シーン」ってエマニュエル・ベアール扮するモデルがカンパスの前でポーズを取ってるだけなのに、な…

ジャスミンの花開く

チャン・ツィーイーが上海の写真館に暮らす3代の女性たちを演じる大河ドラマ系作品。原作は「紅夢」のスー・トン。 1930年代女優を夢見ていたところ撮影所の所長にスカウトされデビューしたものの大戦の勃発と妊娠によって女優の道を絶たれる茉。その娘で50…

ヴァン・ヘルシング

ひさびさ突っ込みどころ満載の映画でした。 時代の設定は19世紀の後半、欧州の街で発生する怪奇/猟奇事件。そんな事件の犯人である怪物たちを退治すべくバチカンから怪物ハンターに任命されているヴァン・ヘルシングさん。巨大な手裏剣やらバチカンの地下…

らくだの涙

曾おじいちゃん夫婦、おじいちゃん夫婦、その息子夫婦と3人の子供たちという3世代がラクダやヤギたちと暮らすモンゴルの遊牧民の家では春のシーズンを迎えて毎日新しい命が誕生していました。ある日、最後までおなかの大きかったお母さんラクダが白い赤ち…

華氏911

記録映画、ドキュメンタリー映画というよりも想像以上に大統領選向けのアンチ-ブッシュ推進プロパガンタ色が濃い作品でした。連想したのは選挙が近づくとよく報道でも取り上げられるバッシング宣伝ですね。この作品が100%そうだとは断言できないけど大方そ…

LOVERS

唐の時代の中国。反政府組織・飛刀門の最強の刺客が遊郭に潜んでいるとの情報を得た朝廷の捕吏、劉と金。客に成りすまして遊郭へ潜り込んだ金は美しい盲目の踊り子に化けていた刺客・小妹(シャオメイ)を宴席に呼び出し、あとからやって来た劉が彼女を捕ら…

トスカーナの休日

突然の離婚のショックを紛らわすため友人から贈られたイタリアはトスカーナへの観光ツアーに参加したアメリカ人作家のフランシス。旅行先の小さな村コルトーナで見つけた古びたヴィラに運命的なものを感じで購入した彼女が言葉もろくに通じない未知の土地に…

ペッピーノの百歩

『輝ける青春』のジョルダーナ監督2000年の作品。L・ロ・カーショのスクリーン・デビュー作でもある本作は実際に起きたジュセッペ・インパスタート殺害事件を元にしています。 シシリーの町、チニシに生まれ育ったペッピーノ。父親をはじめ親戚や近所まで日…

ドラムライン

音楽映画というよりも「スポ根」に近い「ドラ(ム)根」青春映画。登場するお兄ちゃんたちは今時風ではあるけれど、お話的に割と直球タイプなのがかえって新鮮、というかさわやかに映ります。全米一のマーチングバンドを競う大会場面やアメフトの応援合戦シ…

僕の瞳の光

たわいもないお客の話に微笑みながら聞き入るハイヤーの運転手アントニオ。ベニーニみたいな運転手もたのしいかもしれないけど、こんな運転手さんばっかならローマのハイヤーの好感度ってかなりアップするのではないでしょうか。 ローマのハイヤー運転手アン…

エルヴィス・オン・ステージ

普段はキャッチコピーなんてあんまり信じないわたしですけども、これに関しては「まさに原点がそこにありました」。ロックの原点にエンターテインの原点、それからお笑いの原点(笑)。最後の「お笑い」っていうのはエルヴィス・ネタが登場するようなほかの…

シュレック2

すーーっごくおもしろかった!!前回もメルヘンな小ネタがかわいくて大笑いしたけど、今回は前回にもましてハリウッド系などなどなどのツボを押さえたパロディネタも多く更にパワーアップ。でもメルヘン・キャラたちもしっかり健在。ジンジャーマンやらピノ…

キング・アーサー

ホントは映画を観る前に今週発売のぴあが「キング・アーサー」と「サンダーバード」の巻頭特集を組んでいるので予習でもしとこうと思っていたんだけれど時間がなくてパス。アーサー王と円卓の騎士の話はずいぶんと前にかるく読んだような気がするし、数年前…

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人

個人的には役者といい監督といい…というかあの「天国の口、終わりの楽園。」の監督ということでどんな映画になるのか皆目見当がつかなかった、どんな映像見せてくれるのかと楽しみにしておりましたのですが、正直いって今回、今まで以上についてけない感が残…

21グラム

「アモーレス・ペロス」の時よりもコンパクトかつ濃密なイニャリトゥ監督風のハリウッド映画。時間軸を分解して一寸の狂いもなくまとめ上げた編集ワザには脱帽です。 ワルの道から更正し以来ひたすら神を信じてきてなおかつイバラの道を歩く男、絶望の淵から…

テッセラクト

アレックス・ガーランドの原作はずっと読みたいと思っていたし、オキサイドの映像もスタイリッシュですごくかっこいいんですけれど、でもでもでも…。 欧米人にとってタイというのはやっぱ現実逃避の楽園とか、それと裏腹の行き詰まりみたいなイメージが強い…

かげろう

第二次世界大戦中、ドイツ軍の攻撃によりパリが壊滅的な打撃を受けつつあった頃、二人の子供を抱えて南仏へ逃れようとする教師オディール。避難する人々に隊列が爆撃を受けた時、息子を救ってくれたのが17歳の少年イヴァン。年かさの割りにサバイバル術にた…

しあわせな孤独

結婚間近のカップルに突然訪れた交通事故という不幸。「彼女」の彼に対する変わらない愛と同時にすり替わる同情、気持ちががどちらなのか分からなくなってくる戸惑い。「彼」の絶望からくる一切のものへの拒絶、「加害者の夫」の義務的に手を差し伸べたはず…

サンダーパンツ!

主人公はとんでもない威力のおならをこく少年。その「屁力」をかわれてNASAの宇宙飛行士になるというたわいないおバカコメディかと思っていたらそこはさすがイギリス児童映画。単なるバカにはじまりバカに終わるのではなく、その特異な能力のために家族から…

ヒランクル

いきなり景色の話でごまかすわけじゃないけど、舞台になるヒランクルはアルプス近郊にあるらしいんですけれどすごく自然がきれい。いかにもバイエルンって感じです。最初のほうの印象からすれば久しぶりの帰郷を決心したレネの心の動きがきれいな風景にきれ…