2023-01-01から1年間の記事一覧
(駄弁)某SNSに本作のポスター画像を貼ったらばsuggestive content の警告が出たのであった。不快に思っちゃう人いるのかもしれないがやりすぎじゃないかしら。 原題:Un homme et une femme 監督 クロード・ルルーシュ 1966年製作出演:ジャン=ルイ・トラ…
テイラー・スウィフトのデビューから発売されたアルバムそれぞれの「時代」ごとにセッティングした約3時間にも及ぶステージを収録したライブ・フィルム。テイラーのステージといえば高騰するチケット代にも関わらず世界各地瞬殺でソールドアウトというのがお…
映像美 原題:Il conformista 監督:ベルナルド・ベルトルッチ 1970年製作出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、ドミニク・サンダ、ピエール・クレマンティ、ステファニア・サンドレッリ@TOHOシネマズ新宿午前十時の映画祭
オーストリア、ハプスブルク家・最後の皇帝ヨーゼフ2世の皇妃として知られるエリザベートの生涯にインスパイアされた完全な伝記モノとはちょっと趣の変わった作品。 原題はフランス語の「Corsage」ずばり「コルセット」。エリザベートといえば有名な肖像画…
今頃の初見。消防隊の男たちのもっとガチな熱き友情の物語と思っていたので、放火犯を追うミステリー仕立ての展開が予想外に楽しめた(デニーロが出ているのも知らなかったので…。というかこんなにオールスターキャストだったとは)。 カート・ラッセルの兄…
第二次大戦後期、一時帰還した恋人と爆撃がやまないなかで挙式したマリア・ブラウンの戦後約10年に渡る物語。帰らぬ夫を待ち続けるだけでなく自らの手で家族を養うことを決意し、米兵相手のキャバレーに飛び込み、思いもよらぬ夫の帰還後自分の身代わりとなっ…
ファスビンダーの戯曲『ゴミ、都市そして死(塵・都会・死)』のダニエル・シュミットによる映画化作品。カメラはレナート・ベルタ。 何度か特集上映では上映されてきた本作は今回初めてのロードショー上映。ファスビンダーの戯曲の脚本は発表当時ユダヤ人投…
近年再評価も著しいシャンタル・アケルマンの代表作にして昨年BFIより「史上最高の映画」に選出された『ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地』の撮影メイキング。当時まだ20代だったというアケルマンと多くのヌーヴェルバーグ作…
インディものを劇場で観るのはなんとキーくんが出ていた2作め以来。ショーン・コネリーとリヴァー・フェニックスが出ていた3作めも、4作目(クリスタルスカル〜)は今回が4作目だとばかり思っていたほど無きものとしていたので、本当に約40年近くぶりの…
ドイツの世界的名門オーケストラの首席指揮者として成功し、富も名声も手にしたリディア・ター。出版されたばかりの自著のプロモーションや、客員として招かれた音楽院でのゼミレクチャー、マーラー交響曲集の最後の1枚となるアルバムレコーディングに向け…
過去2度映画化されたレマルク原作による第一次世界大戦に従軍したドイツ人青年の物語。過去の作品はアメリカ映画だったが今回はドイツ映画で、原作にはなかった司令部による停戦交渉のシーンも加わっている。英国アカデミー賞では脚色賞も受賞。 出だしの無…
不世出の女性ロックシンガーとして今も語り継がれるジャニス・ジョプリンの生涯を記録映像や写真、かつてのバンド仲間など身近な人々の証言を交えて描かれたドキュメンタリー。 ジャニスを元にして描かれたフィクション作品で思い当たるのはベッド・ミドラー…
昼の部
直木賞受賞の同タイトル小説の映画化。キャストが発表されたときにはかなり期待したもので、特に菅田クンには映像化史上きってのイケメン&エキセントリック賢治ではないかっ!と俄然心躍ったものであった。 本編は期待に違わぬ賢治っぷりは発揮されていたも…
昼の部
第三部 夏祭浪花鑑初代国立劇場さよなら公演 勘三郎さんのコクーン歌舞伎で観て以来の鑑賞。最後の「舅殺し」の段は二人の太夫さんも人形使いさんも大熱演。団七が傷を負わせてからの殺陣、悪夢のようなシュールさがほとんどトラウマになりそうなほどの迫力…
動物愛護団体からの抗議を受けて解散したサーカス団のロバ、EO。受け入れ先の牧場を訪ねてきた、かつてコンビを組んでかわいがってくれていた娘のあとを追い、外界に飛び出したEOは見知らぬ土地をさまよいはじめる。 その旅はロードムービーのようでもあ…
パオロ・コニェッティ原作の自伝的小説の映画化。原作も良かったけど、ほぼ忠実で、多分今年観た中で1,2を争う大好きだった作品。 原題:Le Otto Montagne 2022年製作監督:フェリックス・ヴァン・フルーニンゲン、シャルロッテ・ファンデルメールシュ出…
テヘランの北東部にある聖地マシュハドで実際に起きた娼婦連続殺人事件をもとにした犯罪サスペンス。 殺人犯は妻の親に頭が上がらず鬱々とした感情を押し込めているようにもみえるが、敬虔なイスラム教信者でごく普通の家庭人。犠牲になる娼婦たちも幼い子を…
原題:Passion 監督:ジャン=リュック・ゴダール 1982年製作出演:イザベル・ユペール、ハンナ・シグラ、ミシェル・ピコリ@ヒューマントラストシネマ渋谷 2023/5/10 追悼ジャン=リュック・ゴダール映画祭
アルジェリア独立戦争をめぐる民族解放戦線と相反する秘密軍事組織に属するスパイの男女が惹かれ合い、ともに逃亡を図るものの組織の壁が立ちふさがる。淡々と描かれるドライなスパイ劇。硬質な物語のなかで本作が映画デビューとなるアンナ・カリーナの自然…
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=61H_xl9dzgI] 好きにならずにはいられない、永遠のマジソンダンス 原題:Bande à part 監督:ジャン=リュック・ゴダール 1964年製作出演:アンナ・カリーナ、サミー・フレイ、クロード・ブラッスール2023/5/5 @ヒ…
まるでセーヌ河に浮かぶ方舟のようなデイケアセンター、アダマンに集う人々と職員の四季の日々を追った作品。精神医療センターの一部だというアダマンにやってくる患者は症状の強弱も様々。毎月曜に行われる職員と患者がチームで議長となって切り盛りするミ…
妻や娘と別れてまで選んだ愛するひとを亡くし、悲しみに暮れるばかりに部屋の中に閉じこもり身動き取ることすら困難な状態に陥ってしまった文学教授の男。彼と世の中のつながりといえばオンライン越しで教える学生たち、彼の元を訪れる看護師とピザの配達員…
前の歌舞伎座が閉場したのは2010年4月。本作は建て替えが決まってからさよなら興行が始まり、楽日と閉場式を迎えるまでの日々を追うドキュメンタリー。合間に幹部に当たる役者たちが幼い頃から芸を磨いてきた場としての歌舞伎座が語られる。役者さんたちそ…
言わずとしれた黒澤明の「生きる」のイギリスリメイク版で脚色したのはカズオ・イシグロ。基本的なストーリーはオリジナルに準じているのだけれど、主人公の老役人と家族や部下たち含めた彼の周囲の人々との関わり合いがより丁寧に描かれていたように思う。…
懐かしさはさておき予告では正直どうだろう?とさほど期待していなかった本作は予想以上に面白かった。ライダー造形はそのままに、アクションはリアルに痛グロいのは画期的に見えた。昔クローネンバーグが『ザ・フライ』のインタビューで昔見たハエ男にリア…
監督:中村真夕 2023年製作出演:松村直登(ドキュメンタリー)2023/3/23 @シアター・イメージフォーラム
おマヌケを晒すようで恥ずかしいんだが、入り組んだ物語設定は苦手なのだけど中でも仮想現実やらマルチバースっていう概念がちっともわかっていない。「マトリックス」なんてはっきりいって物語の半分も理解できていない。論外である。マルチバースというの…
ルキノ・ヴィスコンティの『ベニスに死す』で鮮烈な世界デビューを飾り、同時に「世界で一番美しい少年」として映画史に刻まれたビョルン・アンドレセン。ベニスの少し前に取られた『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー(純愛日記)』(71年ロイ・アンダーソン…