映画い
「異人たち」を観て、山田太一の原作も読了後からの初見。 両親と主人公と恋仲になるマンションの住人「ケイ」の存在も含めて、よりゴースト・ストーリー味が強かったように思う。というかたぶんそれはこちらの気の持ちようによるものだと思うけど、むかし夏…
少年の頃に交通事故で両親と死別した脚本家のアダムは、ある晩同じ高層マンションに住む青年ハリーと出会うが、それ以降彼の生活に変化が起こる。両親を題材にした新しい脚本の執筆に煮詰まっていた彼は意を決してかつて暮らした郊外の家を訪れるが、そこで…
インディものを劇場で観るのはなんとキーくんが出ていた2作め以来。ショーン・コネリーとリヴァー・フェニックスが出ていた3作めも、4作目(クリスタルスカル〜)は今回が4作目だとばかり思っていたほど無きものとしていたので、本当に約40年近くぶりの…
動物愛護団体からの抗議を受けて解散したサーカス団のロバ、EO。受け入れ先の牧場を訪ねてきた、かつてコンビを組んでかわいがってくれていた娘のあとを追い、外界に飛び出したEOは見知らぬ土地をさまよいはじめる。 その旅はロードムービーのようでもあ…
言わずとしれた黒澤明の「生きる」のイギリスリメイク版で脚色したのはカズオ・イシグロ。基本的なストーリーはオリジナルに準じているのだけれど、主人公の老役人と家族や部下たち含めた彼の周囲の人々との関わり合いがより丁寧に描かれていたように思う。…
原題:The Banshees of Inisherin 監督:マーティン・マクドナー 2022年製作出演:コリン・ファレル、マーティン・マクドナー、ケリー・コンドン、バリー・コーガン2023/02/15 @109シネマズ二子玉川
監督:小谷承靖 1974年製作出演:フォーリーブス(北公次、青山孝、おりも政夫、江木俊夫)、郷ひろみ、日色ともゑ2022/10/23 @国立映画アーカイブ東宝の90年 モダンと革新の映画史(2)
古川日出男さんの現代語訳平家物語が元になってるのかな?ぐらいの知識で観に行ったらばその斬新さに驚いた。時台設定は鎌倉時代後、平家滅亡の物語が琵琶法師によって語り継がれるようになった室町時代だけれど、ロックを奏でる琵琶法師と異形の能楽師のユ…
原題:1917 監督:サム・メンデス 2019年製作出演:ジョージ・マッケイ、ディーン=チャールズ・チャップマン、マーク・ストロング@109シネマズ二子玉川
ビートルズの存在が消滅した世界で彼らの歌を代わりに発表することでスターダムに上っていく青年の物語。生きていたジョンもよかったが自分のほかにも彼らの曲を知っている人々の存在がわかったときのオチがとても素敵だった。分かち合い、だよね。エド・シー…
子供のころからのペンフレンドに会うために中国の一番東にある小さな海辺の町から大陸横断の旅に出た幼馴染3人組のロードムービー。 雰囲気はそんなに悪くないと思うんだけど、土地土地で出会うゆかりの人物の関係性がいささか唐突だったり(見知らぬ人に出…
下高井戸シネマ
監督:パヴェウ・パヴリコフスキ 出演:アガタ・チュシェブホフスカ、アガタ・クレシャ @下高井戸シネマ
遅まきながら『インターステラー』を観ました。 いつの時代とも分からない近未来の地球、というともうそこには人が住めなくなって地下生活やらシャトルみたいな所に住まうしかない、みたいな設定を浮かべがちだけど、この作品の地球は今の時代と変わらない農…
昨年のドイツ文化センターでの特集上映に引き続き、EUフィルムデーズ2014にて上映。 何度観たかわからないけれど、大きなスクリーンで観ると気がつかなかった細かい演出に目がとまる。ラストでロベルトの腕がそっとラウラの腕と触れあう場面が、それでもかな…
簡単に。といいつつも、この作品に関してはあまり映画の感想は書けないというか…脱線します。 2004年の12月に起きたスマトラ島沖地震で被災した、ある外国人一家の実話を元にした物語。 楽しいクリスマス休暇で訪れたはずの異国の地で途方もない災害に遭遇し…
NHK BSの世界のドキュメンタリーでも短縮版が放映されていたけれど、かつて東独時代に世界有数の生産量を誇り1990年代に閉鎖されたウラン鉱で排出され今現在も放射能を発したままの大量の堆積物処理に取り組んでいるドイツ・ヴィスムート社の事例を中心に、…
1995年、南アフリカで開催されたラグビー・ワールドカップでの開催国として優勝を飾った南アフリカ代表と、ラグビー代表チームを通じてアパルトヘイトが撤廃されたあとも国内に残っていた人々のわだかまりを溶かし、国民全員がひとつになることを推し進めた…
おもしろくなかったらお金返してくれるんじゃなかったっけ。 なーんてことはいいませんけれども、スッキリするような映画でもなかったですね。お馴染みのドイツ人俳優さんらが全滅ですし、人いたぶってわっはっはよくできとるわ、とニッコリ笑ってすませられ…
犬や猫が人と生活をともにするようになったのは、人がそれを望んだから。種の改良といった手の込んだことから、心を通わせることを憶えさせて依存するよう仕向けたと言ってもいい。でもそうやって彼らは人を信じるようになったのに、人は身勝手な都合でちい…
ドイツでは未だ上映が封印されたままの1934年ナチ党全国党大会の様子を収めたドキュメンタリー。オリンピア2部作と共にリーフェンシュタール監督の代表作となった問題作です。 たしかにドキュメンタリーとはいえどあまりにも美しすぎるカメラワーク。ニュル…
パン・ホーチョン監督の作品は毎年接するチャンスはあるけれど、きちんと通してみたのは『大丈夫』以来。今回も普通の興行とは違うようだったけれど映画祭以外のスクリーンで作品を観たのは初めて。その『大丈夫』とも作風は全く違うし、毎回違った作風とい…
ひとことでいえば『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のB面みたい-と思ったり。 @三茶中央
とある新作映画の主演の座をオーディションで得た女優の身に劇中劇とも現実ともつかないシンクロして降りかかる境のない悪夢のような出来事。 リンチは『マルホランド・ドライブ』や『ロスト・ハイウェイ』というおそらくこれと比較の対象になりそうなここの…
公園の一角でマネキンを抱え幸せそうな笑みを浮かべて倒れている男。その周りを取り囲む女工たちという冒頭からお話がさかのぼり、パリのファッション業界を舞台にコレクションを控えたファッションデザイナーの三角関係の悲劇を描いた物語。 親友ダニエルの…
旧東ドイツの地方都市ヴィッテンベルゲ。夫婦で営んでいた会社が倒産し夫とも離婚。一人新しい人生を歩もうとしていたイェラは彼女への未練を断ち切れない元夫ベンに執拗に付きまとわれていた。ハノーヴァーで会社経理の仕事を見つけ旅立つ朝のこと、彼女を…
アルジェの路上で雑貨を売って暮らしているカメルとボジーの兄弟。弟のボジーは家の階下にあるネットカフェ、Bab el Webでネットで知り合ったパリジェンヌのローレンスとチャットやメールするのが趣味だが、ある日ローレンスがアルジェリアにやって来ると伝…
ガールフレンドとの間に授かった小さな命。しかし出産時に若い母親は亡くなり、子どもは障害を抱えて生まれてくる。それから15年の時が流れ、新たな家庭を築き再び息子を授かったジャンニは過去と対面する。 ジャンニがなぜ生まれてからその日まで15年もの間…
御年91歳にして現役映画監督、っていったらマノエル・デ・オリヴェイラなんて来年で100歳なんですけども、30年ぶりのセルフリメイク『犬神家の一族』が目下公開中の御大市川崑監督の生い立ちからこれまでの歩みを岩井俊二が監督したドキュメンタリー、という…
『父親たちの星条旗』に続くクリント・イーストウッドによる硫黄島プロジェクトの第2弾であり、その戦いを日本軍側の視点から描いた作品。 『父親たちの星条旗』が軍によって英雄として表舞台に立たされることになった3人の兵士の運命を描けば、ここで描か…