パク・チャヌクの監督2作目の作品。かつてともに働いていたナイトクラブで兄弟の契りを交わした2人の男。病気がちの娘を抱えサックスプレイヤーへの夢を捨てきれずヤクザな道から足を洗う決意をした兄貴分は、組織のボスの武器を奪って逃走してきた弟分に引きずられるように強盗を働く。弟分としては強盗事件が報道されテレビに自分の姿が映し出されることで かつて自分を捨てた母親がもしかしたら会いに来てくれるかもしれないという期待を抱いているのだが。最初に押し入ったカフェで二人は妙に肝の据わったマリアという女と出会い、マリアを加えた3人組で強盗を働くようになる。
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お話しの運び方は細かいところがなんかつじつまがあっていないというか説明が多くなっちゃうから編集時にバッサリ落としたのかしらとおもわないでもないところが目立ち、ラフで荒削りな印象がないわけでもありません。でも観ていてどこかで観たような懐かしい感覚。自分が最初に思ったのはなんかストーリーに流れている空気が70年代ぐらいの日本の『俺達は天使だ』とか『傷だらけの天使』らへんのドラマで妙にしっくり馴染んでしまいました。まわりに話を聞くと結構観た人それそれで劇画やコミックみたいっていってた人多くて興味深いものはありましたが、それだけ荒削りながらもそれなりにキャッチーだったんじゃないかと思います。以降の監督の作品を観ている人に聞くと復讐であったり宗教的なネタなど集約されている原点といってよいという意見が多かったです。
一連の騒動が終わってジョー山中ばりのバラードに乗せて描かれる最後の場面がとにかく切なくて素晴らしい。あの場面だけでただ者じゃない、というか強烈な印象が残ります。っていうかあの歌がいいですよ。
たぶん今セルフリメイクなんかしたらすごい傑作になるんじゃないかと思うんですけれど、どうでしょう。