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映画、ときどきその他の鑑賞ログ

約束の旅路

 ここのところの世の中の出来事や最近の鑑賞ラインナップなどもあわせて、自分の中にはイスラエルに対する何様視線、のようなものが確実に芽生えていたのだけれど(昔はひたすら同情するだけだったのに)、若干引き戻してくれた映画。ここでイスラエルユダヤ/パレスチナ談義をするのは大いに筋違いな気もするのでやめますが(それらにまつわる文献を読むたび、んじゃその根っこでで一番悪いのは大英帝国?と思うと余計にガッカリするのもあるし)、この作品で感じたのはどんなに同じ神様を信じる人々同士の中でも差別というのは存在するのだけれど、それでもどんなに見てくれや信じる対象、環境が異なる人々でも母親が子を愛する気持ちだけは人種、民族を越えて皆同じという基本的・普遍的なこと。だから素直に沁みました。お母さんの叫びが今も耳に残っているようで。

原題:VA, VIS ET DEVIENS(GO, SEE, AND BECOME) 2005年製作
監督:ラデュ・ミヘイレアニュ
出演:ヤエル・アベカシス、ロシュディ・ゼム、モシェ・アガザイ、モシェ・アベベシラク・M・サバハ
岩波ホール 03.26鑑賞