70年代半ば、英国フットボールリーグのディビジョン1で常勝チームとして君臨していたリーズ・ユナイテッドの新監督として就任しわずか44日で解任の憂き目にあったブライアン・クラフの成功と挫折、そして彼の右腕として共に戦ったピーター・テイラーとの友情の物語。
グラフ監督のことはノッティンガム・フォレストの後期のあたりをかろうじて知っているぐらいで、この辺の時代自分にとっては恥ずかしながら有史以前なので、ほとんどが初めて知ることばかり。特典の制作者のインタビューによれば原作よりもクラフさんとテイラーさんの友情に重きが置かれているとのことで、それは話のまとまりにもよかったんじゃないかと思います。そこがないとクラフさんがなんであそこまで憎んでいたリーズの監督に就任したのか、単なる前任のドン・レヴィー監督への強烈な対抗意識だけでチームをがらりと変えようとしただけなのか、結局は金だけが理由だったんだろうかetcetc、結局どれも理由がよくわからずに終わってしまうので…。
それにしたってリーズの選手は荒くれすぎだべ。とはいっても自分がプレミア見始めた頃ですら劇中に登場するような、あんまり今どきらしくない普通のイングランドおやじ風選手はたくさんいたような記憶があるんですが、最近はどこのクラブも外人選手が多くなっちゃって、だから代表選手の育成がー!!なんてことをちょろっと思ってみたりしたW杯狭間の鑑賞でした。かつての覇者リーズはキューウェルやヴィドゥカやリオやスミスを擁してCL出た頃が懐かしく今どこのリーグにいるんだろうと探したら3部か…来期は2部に昇格とのこと、またあの黄色いユニがプレミアのピッチでみられるようになることを期待したいものです。
DVDスルーとなった本作はコアなフットボールマニアが主な借り手なのかなあと思うけど(もしくはM・シーンのファンか?)、「サッカー」万歳ねえ…とかちくちく。ちなみにマイケルは選手を目指したこともあるんだそうですけれど、どおりで劇中、選手に手本を見せる場面もばっちり自分でやっていたわけですな。
原題:The Damned United 監督:トム・フーバー 2009年製作
出演:マイケル・シーン、ティモシー・スポール、ジム・ブロードベント、コルム・ミーニイ